飼い犬を自動車に乗せる時に、クレート(ペットキャリー)を使っていますか?
我が家では、ポン吉を車に乗せるときは、嫁さんが抱いて乗せていますが、前のポメラニアンの時は結構騒ぐので、クレート(ペットキャリー)を使っていました。
ポン吉は車内では比較的おとなしいので、嫁さんがずっと抱いています。
でも、長時間の移動になると、ずっと抱いているのも疲れますよね。
クレートに入ってくれると、飼い主も助かります。
そこで、今回は子犬のクレートトレーニングについて、書いてみようと思います。
クレートって必要?
http://toypoo.org/から引用
こんな狭い場所に犬を閉じ込めたら可哀想に思いますが、犬は元々穴蔵で生活しており、暗く狭い場所を好むといわれています。
そして、外敵に自分の寝床を襲われないように、排泄は外でするようにしていました。
だから、クレート内でリラックスしてくれていれば、全然問題はありません。
クレートがない家もあれば、クレートがある家もあると思いますが、このクレートあると非常に重宝します。
犬がリラックスできる場所なので、移動の際にも使えますし、トイレトレーニングでも使えます。
また災害時に犬が安心できる場所を確保できるので、飼い主としても安心できます。
クレートの材質は、プラスチックタイプのものから布製のソフトタイプのものまであります。
クレートはバリケン(バリケンネル)ともいわれますが、調べてみたらバリケン(バリケンネル)は商品名のようです。
我が家では、ホームセンターで購入しましたが、その犬の大きさに合わせて購入されるといいと思います。
子犬のクレートトレーニングのやり方
子犬のクレートトレーニングのやり方は、子犬にクレートが安心できる場所だと覚えさせることが大事です。
クレートの大きさは、クレート内で子犬が無理なく向きを変えられる大きさが適当です。
クレートが用意できたら、クレートの中にタオルや毛布を敷いてあげます。
まずは、おやつやおもちゃを使って、子犬をクレートに誘導します。
クレートの奥に好きなおやつやおもちゃを入れてみてください。
最初は、警戒して中に入ろうとしないかも知れませんが、その場合はクレートの奥ではなく、手前におやつやおもちゃを置いてみてください。
何度かトレーニングを繰り返す内に、子犬は「クレート内に入ったら、おやつやおもちゃがもらえる」とクレートに好印象も持ち始めます。
そして、慣れてきたら子犬がクレートの中に入る瞬間に「ハウス」とコマンドを出します。
すると、そのうちに、おやつやおもちゃがなくても、「ハウス」とコマンドを出すだけで、クレートに入るようになります。
そして慣れてきたら、クレートの扉を閉めてみましょう。
コングのようなフードをつめられる「おもちゃ」を入れておくと、子犬は長くクレートにいることが楽しく感じます。
最初は短い時間から始め、徐々にクレートにいる時間を長くしていきます。
このクレートトレーニングの基本は、子犬が自らクレートの中に誘導してあげることです。
そして、犬に閉じ込められたという印象を与えないことが大事になります。
一番いけないことは、罰としてクレートに閉じ込めることです。
こんなことをしてしまうと、子犬はクレートを嫌な場所と思い、クレートに入ってくれなくなります。
クレートは、子犬にとって安心できる場所だと教えてあげてください。
慣れてくると、クレートの中で眠るようになります。
クレートトレーニングはトイレのしつけにも効果的!
「サークルを使ったトイレのしつけ」って、よく紹介されていますよね。
私が、前のポメラニアンを飼い始めた時に買った本にも載っていました。
まず、サークル内の全面にトイレシートを敷いて、排泄が終わったら、すぐに片付けて、ベッドを置くと書いてありました。
でも、犬の習性からすれば、寝場所と排泄する場所が近くにあることは嫌なはずです。
たまたま、スペースがないので、寝場所ではないトイレで排泄しているだけで、生活エリアとトイレが同じなんておかしな話です。
こう考えると、サークルをトイレに指定し、寝場所を別のところに設置してあげた方が良いと気付きます。
寝場所であるサークル内で排泄させようとするから、トイレを覚えるのに時間がかかるのではないでしょうか。
クレートトレーニングは、トイレを早く覚えるにも効果的です。
最後に
今回は、子犬のクレートトレーニングのやり方についてご紹介してみました。
我が家のポン吉も、最初の頃はクレートが怖いものだと思っていたようですが、おやつを使ってトレーニングし始めたら、あっさりクレートの中に入るようになりました。
クレートトレーニングは子犬にとっても安心できるスペースを確保できますし、飼い主にとっても留守番に慣れさせるためにも有効なトレーニングです。