子犬を飼い始めて、肛門絞りという言葉を知る方も多いと思います。

 

私も肛門絞りという言葉を、ポメラニアンを飼い始めて初めて知りました。

 

トリミングの時、あるいは獣医師や自宅で肛門腺の分泌物を絞らないと、病気になる可能性があります。

 

今回は、肛門絞りのタイミングや方法などをご紹介したいと思います。

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犬の肛門傍洞腺(肛門嚢)とは?

http://www11.plala.or.jp/sato-vet/から引用

 

犬の肛門の内側に、左右に1対ずつ袋状の分泌腺があり、肛門傍洞腺(肛門嚢)と呼ばれています。

 

スカンクは、肛門から悪臭を発することで有名ですが、スカンクの悪臭は肛門傍洞腺(肛門嚢)からの分泌物によるものです。

 

犬にもスカンクと同じように、肛門傍洞腺(肛門嚢)があり、分泌物が溜まっていくようになっています。

 

犬同士が散歩などで出会うと、お互いのお尻の臭いを嗅ぎ回ることがありますが、これは、相手の犬の肛門傍洞腺(肛門嚢)からの分泌物の臭いを嗅いでいると考えられています。

肛門絞りのタイミング

大型犬の場合は散歩をしている時に、便と一緒に分泌物を排泄することができる犬もいますが、小型犬の場合は、自分では分泌物を排泄することがむずかしいようです。

 

このため、定期的に肛門絞り(肛門嚢絞り)を行い、分泌物を貯めないようにしておくことが必要になってきます。

 

肛門絞り(肛門嚢絞り)のタイミングは、飼われている犬によって異なります。

 

分泌物が溜まりやすい犬もいれば、分泌物が貯まりにくい犬もいます。

 

分泌物もサラッとしている犬もいれば、ドロっとした犬もいます。

 

また、季節によっても分泌物の溜まる量が変わってきますので、注意が必要です。

 

前に飼っていたポメラニアンは2週間か3週間ごとに、動物病院で肛門絞り(肛門嚢絞り)を行っていました。

 

トリミングレベルで行う肛門絞り(肛門嚢絞り)と獣医師が行う肛門絞り(肛門嚢絞り)は、やっぱり違います。

 

獣医師が行う肛門絞り(肛門嚢絞り)は、しっかり奥まで行ってくれるため、愛犬にとってはちょっと辛いですが、終わるとスッキリした顔になっています。

 

愛犬が通っていた動物病院では、肛門絞り(肛門嚢絞り)を500円で行っていましたので、おそらく他の動物病院でも似たような料金でお願いできると思います。

 

なお、愛犬がお尻を床にこすりつけたり、お尻の辺りを気にするようになってきたら、そろそろ肛門絞り(肛門嚢絞り)のサインと捉えた方が良いでしょう。

肛門絞り(肛門嚢絞り)の方法

我が家では、もっぱら肛門絞り(肛門嚢絞り)は動物病院にお願いしていますが、自宅でもコツさえ覚えれば肛門絞り(肛門嚢絞り)はできます。

 

肛門絞り(肛門嚢絞り)をするときに、分泌物が勢いよく飛び出すことがあるので、シャワーの時に行うと良いでしょう。

 

肛門嚢に分泌物が溜まっているか調べるには、まず、尻尾をつかみ引っ張り上げます。

 

そして、肛門を時計に見立てた時に4時と8時の位置にあるのが肛門嚢です。

 

肛門嚢のところを触ってみて、膨らんでいるようであれば分泌物が溜まっていることになります。

 

シャワー時に肛門絞り(肛門嚢絞り)を行う場合は、軽くシャワーで肛門付近を濡らしておきます。

 

愛犬の尻尾をつかみ引っ張り上げ、4時と8時の位置にある肛門嚢の膨らみを、下から上へ押し上げるように行います。

 

最初はむずかしいと思いますが、慣れていくとうまく肛門絞り(肛門嚢絞り)ができるようになるそうです。

 

参考動画

肛門嚢炎・肛門嚢破裂

http://www.mone-pet.com/から引用

 

定期的に肛門絞り(肛門嚢絞り)を行っていないと、肛門嚢炎のリスクが高まります。

 

肛門嚢炎とは、肛門嚢の管が何らかの原因によって塞がってしまったり、肛門嚢が分泌物で一杯になり、細菌に感染することで発生する病気です。

 

トイプードルやチワワなどの子犬に肛門嚢炎は起こりやすく、肛門周辺を舐めたり噛んだり、排便時に痛がる、肛門を床などに擦り付けて歩く動作があるときなどは、肛門嚢炎を疑った方がよいそうです。

 

肛門嚢炎がひどくなると、肛門嚢破裂になる場合がありますので、注意が必要です。

 

肛門嚢炎の治療は、軽度の場合は肛門絞り(肛門嚢絞り)を行い、分泌物を排出することで良くなりますが、重度の場合は化膿止めの抗生物質の内服や肛門周辺の消毒が必要になってきます。

 

また、肛門嚢炎や肛門嚢破裂を再発する場合、肛門嚢ごと摘出する手術を行う場合もあるようです。

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最後に

ポメラニアンに限らず小型犬の場合、自分で肛門嚢の分泌物を排泄することができないため、飼い主がしっかりと周期的に肛門絞り(肛門嚢絞り)を行ってあげることで、肛門嚢炎のリスクは軽減できます。

 

 

また、トリミングで肛門絞り(肛門嚢絞り)を行っている方も多いと思いますが、たまには獣医師に肛門絞り(肛門嚢絞り)をお願いしてみませんか。

 

肛門絞り(肛門嚢絞り)の際に、愛犬の気になることなど相談される良い機会になると思います。

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