先日、とあるホームセンターに立ち寄ったところ、ホームセンター内にペットショップがあり、クリームのポメラニアンがいました。
そのポメラニアンは、我が家のポン吉よりも肉付きが良くかったのですが、自分が排泄したウンチを食べていました。
結構、この光景って愕然としますよね。
幸い、我が家のポン吉はウンチをしてもニオイは嗅ぎますが、食糞することはありません。
しかし、ポン吉の前にいたウルフセーブルのポメラニアンは、やっぱり食糞していました。
この光景を見たときには、さすがに驚きました。
まさか自分のところの犬が食糞するなんて思いもしませんよね。
しかし、ポメラニアンに限らず、食糞してしまう犬は結構多いようです。
食糞する動物は犬だけではない
http://www.nikkei.com/から引用
人間にとって食糞するなんて考えらないことですが、犬以外にも食糞する動物はいます。
食糞する動物としてはウサギが有名ですよね。
ウサギは、コロコロした糞で知られていますが、「盲腸糞」と呼ばれる軟便もします。
ウサギが主食として食べている草は消化がしにくく、哺乳類が持っている消化酵素では栄養分を吸収することができません。
このため、ウサギは自分で消化吸収できなかったものを、盲腸に送り込んで腸内細菌により発酵させてから排出します。
排出された「盲腸糞」はビタミンやタンパク質を多量に含んだもので、ウサギは肛門から直接「盲腸糞」を食べて栄養補給しています。
また、コアラも食糞するそうです。
コアラが食べているユーカリは消化しづらく、青酸という毒素を持っていますが、コアラは2mもある長い盲腸に住んでいる微生物によって、ユーカリの毒を無毒化し、栄養を吸収しています。
コアラの子供は母親のミルクを飲んで成長しますが、その過程でバップと呼ばれる母親の排泄物も食べるようになります。
バップには、ユーカリを分解してくれる微生物が含まれており、このパップを吸収することでコアラの子供はユーカリを消化できるようになります。
このように、ウサギもコアラも食糞することによって、栄養補給や微生物を取り込んでいます。
犬が食糞するのはなぜ?
母犬は子犬がした糞が発するにおいを捕食者に嗅ぎつけられないように、子犬の糞を食べてしまいます。
また、母犬は子犬の排泄を促すため、お尻を刺激し、子犬が出した糞を食べます。
これらの行動は、犬の本能によって行われています。
また、子犬は好奇心から転がる糞を面白がって食べてしまうようです。
この他にも、飼い主にかまってほしいというパターン、トイレ以外の場所で排便して怒られたことが原因で証拠隠滅するパターン、お腹が空いているというパターンなど色々あるようです。
食糞対策
http://www.flickr.com/から引用
基本は糞をしたらすぐ片付けることですが、見ていないときに糞をすることも多いですよね。
そんな時に決まって、食糞してしまいます。
しつけで直すといっても、1回染み付いた食糞という習慣はなかなか直らないことも多いようです。
インターネットで食糞対策と調べてみると、フンロップゴールドやフンロップ、フンコロンなどの食糞防止サプリメントがあります。
原材料を見てみると、トウガラシエキスなどが入っているので、犬が食糞しなくなるようですが、ちょっとトウガラシエキスなんて飼い主として抵抗がありますね。
他にも調べて見ると、パイナップルが食糞対策として良いようです。
パイナップルなんて犬に食べさせていいのかと思いましたが、パイナップルにアレルギーがなく適量であれば問題ないようです。
パイナップルは、シロップの入った缶詰ではなく、生のパイナップルか火を通したものを一口大のサイズで、食事と一緒にあげるのが良いそうです。
もちろん、皮や芯の部分は消化できないので、果実のみです。
ワンちゃんがパイナップルを食べると、ウンチのペーハーが変化して、非常にまずいウンチに変身して、食糞がなくなるようです。
実際に試されている方がいて、効果もあるようです。
他に考えられることとして、ペットフードを変えるというのも良いのではないでしょうか。
食糞するということは、食べているペットフードが原因ということも十分ありえます。
もちろん、ペットフードを変える場合は、ワンちゃんの健康を考えたペットフードにしてあげてくださいね。
最後に
食糞は子犬に多いと思いますが、成犬になっても中々食糞が直らないという犬が結構います。
前に飼っていたポメラニアンも、成犬になってから食糞が収まったと思っても、ある日食糞していたということがありました。
我が家のポン吉も食糞したら、ここで取り上げたパイナップルを試してみようと思います。